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2005年10月02日

湘南の有望株石川雄洋

 湘南に有望株の若手選手がいる。2軍首脳陣や相手チームのコーチや各球団編成部が将来性を高く評価する。新人の石川雄洋選手(19)だ。

 神奈川・横浜高、183センチ、78キロ、右投げ左打ち、04年ドラフト6巡目で入団した。イチロー選手(現マリナーズ)に似た打撃フォームを見せる。ファームの初出場は3月27日対ロッテ戦(横須賀)。初安打は3月31日対巨人の5回先頭打者で南投手から右翼線二塁打(ジャイアンツ)、初打点は8月27日対ヤクルト線の9回1死走者二塁に置いて宇野投手のチェンジアップを新人離れした左翼線二塁打(横須賀)でうれしい打点を記録。
 岩井2軍監督は「プロとして体を作ることなので試合にも連れて行かず居残り練習もあった。攻走守に楽しみだ。10月からのフェニックス・リーグ(宮崎)では鍛える。来季も楽しみにしてよ」と「ハマの安打製造機」を育成する。脚力50メートル5・9秒、本塁-一塁間4・7秒、遠投115メートル。中学までは静岡で高校時代は寮生活で頑張った。高校通算は打率・386、本塁打15、1年生の時は二塁手、2年生から三塁手と外野手、3年生になってから遊撃手になった。
 今年は3日現在、一塁・二塁手を各5試合で失策0、三塁手7試合で失策1、遊撃手12試合で失策3。銚子2軍守備走塁コーチは「楽しみだ。鍛えてみたい若手だ。色々なポジションを守らせているが野球センスがいい」と期待。日刊スポーツ評論家の辻発彦氏も「打球に対する第1歩のスタートだ。打球は常に自分の所に来ると思い手で捕らずに足で捕れ。球際につよくなれ」とアドバイス。
 石川は「プロはスピードも変化球も違う。パワーアップが課題です。練習以外しかありません。両親も球場に見物に来ます。早く一人前になって横浜球場に呼びます。守りは二塁と遊撃手に魅力がある」と言う。好きな言葉は「闘志」。目標の選手はイチロー選手(現マリナーズ)で「ミートバッティングを学びたい」と言う。3日現在、45試合、打率・243、本塁打0、打点2、二塁打5、三塁打1、盗塁2、四死球5、三振25、9月18日対ヤクルト線(戸田)では1番で5打数4安打と打撃センスの良さを見せている。背番号52、血液型O型。
 3日でイースタン全試合終了です。開幕からファームへのご声援そして応援に感謝致します。次代を背負う若手に尚一層の励ましをよろしくお願い申し上げます。【河野祥一郎】

◆ヒカル君=イースタン最多勝利を決めたロッテの新人、手嶌智投手(23・新日本石油)。9月29日対日ハム戦で今季16度目の先発で投球数122球、投球回6回、安打6、本塁打1、三振4、四球2、失点3で今季新人で10勝ハーラートップに立った。MAX142、ストレート、スライダー、カーブのキレも良かった。手嶌は「投手として勉強します。最多勝は野手の方に感謝です。反省点は多いです」と言う。

◆ヒカル君=ヤクルトの鈴木健内野手(35・18年目、8月15日右下腿三頭筋筋膜炎により一塁抹消)。最下位ながらチームの7連敗をストップさせたのはベテランの一発だった。鈴木は若手選手に交じって調整を続けているが9月30日対巨人戦(戸田)で1対1の同点で11回1死田中充投手の代打で出場。条辺投手の4球目スライダーをうった瞬間ホームランとわかる一撃は見事だった。代打サヨナラ2号ソロにベースを1周する顔には満足感が見られた。
 小川2軍監督は「不本意な成績だったが選手達もコーチの方で成長してきた。フェニックス・リーグで基本をもう1度練習です。ベテランの1発を見てくれたでしょう」と来季の反省も示してくれた。

◆ヒカル君=湘南の吉村祐基選手(21、東福岡高)。9月28日ヤクルト対湘南戦(戸田)に日刊スポーツ評論家の中西太(72・99年野球殿堂に入る)ご夫妻が遊びにきて、吉村を直接指導。6回に山本投手の3球目ストレートをバックスクリーンに当たる(推定135メートル)今季10号2ランに「直接のアドバイスも大切にする」と感激。

河野祥一郎「今週のイチ押し!」
河野祥一郎(こうの・しょういちろう)
 1940年(昭和15年)愛媛・今治市生まれ。59年愛媛県立西条高校卒。同校野球部では内野、外野を守り1番を打った。芝浦工大に進学し、大学2年から野球部マネジャーとなり、同校野球部の東都大学野球リーグ優勝や、明治神宮大会などで日本一のチーム作りに貢献する。
 63年の卒業と同時に、日本プロ野球機構コミッショナー参与で東大野球部監督だった神田順治氏の推薦により、セントラル・リーグ野球連盟の記録部に入社。66年から5年間、故鈴木竜二元セ・リーグ会長宅に下宿し、プロ野球について勉強。69年4月15日大洋対広島1回戦(川崎球場)で、公式記録員のスタートをきる。
 数々の名勝負、名場面の中でも、73年8月30日阪神対中日の延長11回ノーヒットノーラン試合、76年の巨人加藤初投手のノーヒットノーラン試合、94年巨人槙原寛巳投手の完全試合、97年のヤクルト石井一久投手の、98年の阪神川尻哲郎投手のノーヒットノーラン試合を担当した。
 そしてイースタン・リーグでも82年日本ハム芝投手や、99年巨人入来祐投手のノーヒットノーラン試合も見届けた。  日本シリーズ3度、オールスターにも5度参加し、71年のオールスター第1戦(西宮)で阪神江夏豊投手の9連続奪三振と、全セのノーヒットノーランを担当した。
 公式記録員38年間で1808試合を担当し、99年に退職した。
 著書に「スコア・ブックのつけ方」(86年)がある。

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