2005年08月29日
髄膜炎を克服してチーム2位の最多出場をしているのは湘南の8年目、田中充外野手(26)だ。今年の1月7日に頭痛を知り9日に入院。22日に退院したが2月3日に留美子夫人(24)が男の子(武蔵ちゃん)を出産するという田中にとっては病気どころではなかった。「妻には本当に苦労をかけた。子供の名前も考えてくれて頭を下げるだけ」と振り返る。
97年ドラフト4位で京都・西京商から入団。高校時代は2年の夏まで投手をやり、その後は外野手に転向した。高校時代の通算打率5割5分、本塁打27本と京都では知られていた逸材だった。187センチ、85キロ、右投げ左打ち。中学時代は短気な性格で担任の先生に「人の見本になれ」と言われ野球に打ち込んだ。好きな言葉は「すべてこの世はタイミング」。田中をスカウトした中塚氏に「君のフォームは高木由一さんに似ているから…」言われ、目標にしているのは「育成特別コーチを務めている高木由一さん。教えてもらっています」と話す。高木は「そろそろ1軍定着する時代だ。走攻守にレベルアップした」という。
夏場に強いだけあって8月に入って7試合連続安打でこの間は6打点、2本塁打と打撃は好調。本塁~一塁間3・97秒、遠投110メートル。1軍の試合には03年以降出場していないが通算18試合で打率・095。田中は「やりますよ。家族のために頑張らないと妻に申し訳ない」と笑顔を見せる。29日現在、73試合、打率・296、本塁打7、打点20、盗塁2。守備面では外野手42試合失策0、一塁手12試合失策0と守備範囲の広さ、強肩、安定した捕球、送球に岩井2軍監督は「キャンプは出遅れたが頑張っている。代打にも勝負強い。努力家だ」と活躍を期待する。将来は趣味の音楽関係の仕事をしたいという背番号61、血液型0型に注目だ。【河野祥一郎】
◆ヒカル君=イースタン新の死球王(14死球)、日本ハムの尾崎匡哉内野手(21、3年目=報徳学園)は23日の対インボイス戦で5回に山崎投手のMAX140キロのストレートを右翼席(鎌ヶ谷球場)に見事な5号ソロホーマー。尾崎は「1カ月ぶりの一発でしたがバットもシャープに振れる。まだまだやりますよ!」と満足顔を見せた。
◆ヤクルトの自由獲得枠の新人、松岡健一投手(23=九州東海大)は27日の対湘南戦で今季初先発し投球回5回、投球数76球、安打8(本塁打1)、三振4、無四球、失点5、自責点4だが、1回に安打5で3失点、2回に4番小田嶋にプロ入り初の被弾2ラン。松岡2軍投手コーチは「先発で自分自身の投球を忘れた。3回以降は3人ずつピシャリ抑えたが次の登板で実力を発揮だ」と気合を入れた。松岡は「反省点が多い。打線に感謝です」と両親が見ている前での勝利に「次を見てくれ」と胸を張った。MAX145キロ、カーブ、フォーク、スライダーの変化球も安定感あり。
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