2005年08月21日
「ケガを理由にはしたくない」と…将来の4番打者を目指すのは湘南のスラッガー、3年目の吉村裕基内野手(21)だ。
パワーだけなら現在のイースタンでは3本の指に入るスケールの大きさがある。
福岡・東福岡高、182センチ、90キロ、右投げ右打ちで02年ドラフト5位入団だ。
高校時代の通算打率3割4分、本塁打は43本で投手と外野手。プロに入ってから三塁を守るようになった。しかし1年目は顔に打球を、2年目は左肩に死球、3年目の今年は4月9日対日本ハム戦で7回に武田投手から左手甲に死球で28試合に欠場と毎年ケガに泣いている。大阪の接骨院で仕事をしている兄の大樹さん(23)は「今年は親父もケガをしたので2人で福岡の箱崎宮に厄払いに行ったのですがスタートから不運だった」と言う。
3月27日対ロッテ戦の8回に内投手の初球のカットボールを左翼席(横須賀)に今季イースタン初の満塁弾。4月3日対インボイス戦(西武第2)でも三井投手から左翼に2号と好スタートを切ったが岩井2軍監督は「本来なら1軍で活躍してほしい若手だ。最近は攻守に調子を上げている。ケガに強い体をつくれ」と苦笑い。
銚子2軍守備走塁コーチも「三塁手43試合で失策9。確実性を身につけることだ。1軍で働いてほしい1人だ」と期待。
8月に入ってロッテ、巨人戦に欠場して毎日2時間打ち込み練習し最近9試合で5試合連続安打の打率・289、本塁打4、打点6と練習の結果が出てきた。好きな言葉は「不遇は遇の前兆と言う」。目標にする選手はヤクルトの岩村明憲内野手(26)の「ガッツプレーが好きだ」と言う。22日現在、44試合、打率・259、本塁打8、打点31、盗塁1だがケガを克服して常に前を向いている背番号31の活躍が楽しみだ。【河野祥一郎】
◆キラリ君=最多勝争いをしているロッテの5年目、加藤康介投手(27=日大)と新人の手嶌智投手(23=新日本石油)。
加藤投手は7月2日対ヤクルト戦で完全試合達成で5勝目、16日対楽天戦(ロッテ浦和)で今季4度目の完投で5連勝し16試合で8勝2敗。この日は投球数130球、無四球で散発5安打、9月2死二塁で5番の中島選手を遊ゴロに打ち取り今季4度目の完封かと思われたが遊撃手・渡辺正選手の失策で1失点。MAX144キロ、1回に辻選手の満塁2号などの7得点でリズムに乗った。手嶌投手は7月18日対湘南戦で8勝を記録して以来1カ月間勝ち星がないが「チャンスを大切にしてピッチングを勉強したい」と新人離れしたピッチングには評価が高い。
◆ヤクルトは17、18日対インボイス戦の2試合に先発全員安打の21安打、18安打で2ケタ得点で2連勝。ヤクルトの新人、田中治康内野手(23)が17日(インボイスドーム)にプロ入り初の4安打で1番打者の核弾頭ぶりを見せた。
◆インボイスの速球右腕の新人、涌井秀章投手は21日対湘南戦(西武第2)に今季ファームで7試合目の登板で4連勝。MAX147キロにチェンジアップ、スライダーの変化球も制球力あり先発で127球、7回、安打8、三振8、失点2だがネット裏では「1軍合格点だよ。ナイスピッチング」の声が聞かれた。再度1軍入りも近い。
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