2005年07月24日
後半戦に夢を託す投手がいる。昨秋のトライアウトに合格したヤクルトの宇野雅美投手(27)だ。京都・花園高から96年巨人にドラフト5位入団、99年広島に移籍し、00年に広島の社会人野球リースキン広島で野球を5年間続け、創部12年目で都市対抗出場に貢献した投手だ。
プロでは1軍出場はない。巨人時代は右手小指を骨折しファームで15試合、1勝1敗、防御率7・04、広島時代は夏場に調子を崩しファームで21試合、1勝4敗、防御率6・07と不運だった。野球をやめようとしたが、友達が「野球を続けろ」と励ましてくれたと言う。
合格と判断したヤクルトの安田編成部長は「リストの使い方がいい。背筋力が強い。課題は低めの制球力だ」とアドバイスする。勝負球はスライダー、シュート、チェンジアップで最速143キロ。今季3、4、5番手の救援投手だが、6月11日対湘南戦で9回に本郷選手の逆転3号3ラン(染田投手)で初勝利を挙げた。17日対巨人戦(神宮)では同点の9回、5番手で登板したが、1死二塁で代打の原に速球を左前打されて初の黒星を喫した。
見事だったのは18日対日本ハム戦(鎌ケ谷)だ。14-11でヤクルトがリード。8回1死満塁のピンチに4番手で救援し4番西浦選手を三振、5番実松選手を中飛に打ち取り、9回も1安打されたが日本ハムの攻撃を抑えて2セーブ目を挙げた。
宇野は「毎日ピンチとチャンスの連続です。投げるだけ」と言う。好きな言葉は「我慢と辛抱」。小川2軍監督は「ナイスピッチングだ。状況判断がいい。ストレートにスピードが欲しい。初の1軍入りに調子を維持だ」と話した。
24日現在、21試合、1勝1敗2セーブ、投球回数22回2/3、安打19、三振19、四死球5、失点9、自責点4、防御率1・59。背番号54、181センチ、75キロ、右投げ右打ち。血液型A型。【河野祥一郎】
◆キラリ君=10勝一番乗りだ!! 6月21日に1軍登録されて「いい雰囲気を勉強したい」と言うロッテの新人、手嶌智投手(23)。18日対湘南戦で今季12度目の先発をし、投球回数8回2/3、投球数131球、安打11、四球2、三振3、失点、自責点ともに1で8勝目をマークした。この日は「必ず勝つの気持ちで投げる」とマウンドに上り、5回まで69球、安打4、無失点の好投。9回2死から1点を許したが、佐野1・2軍巡回コーチは「将来性のある投手だけにもっと投手として勉強すれば楽しみだ」と期待している。24日現在、14試合、8勝4敗1セーブ、投球回数80回、安打92、三振62、四死球22、失点41、自責点40、防御率4・50。規定投球回以上14位。
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