2007年10月14日
5人以下の「努力目標」は守れるか
特待生問題
誠に申し訳ありません。9月11、14日に更新したこのコラムで「阪神の日本シリーズ進出の確率は8割ぐらい」と書いたのですが、結果は阪神が中日に惨敗。何の弁解もできません。お詫びするとともに、私の野球記者としての見る目の無さを痛感させられました。
その原稿を書いた時点から、予想が大幅に外れたら、筆を置くか、当分休載しようか、と思い続けてきました。考えあぐねた末、この失態を少しでも取り戻すべく、お叱りを覚悟の上、続けて行こうと決めました。これからも読んでいただきたいと切に願っています。
さて、今回のテーマは高校野球です。日本高野連が特待生問題について外部から意見を求める「特待生問題有識者会議」(15人で構成)の最終会合が11日に行われました。特待生を認める結論が出たのですが、その骨子をまとめてみると
(1)制度の基準などを募集要項などで一般公開する。
(2)入学金、授業料などは免除できるが、遠征費、寮費などは認められない。
(3)部員登録する特待生は各学年5人以下が望ましい。
(4)学業が一定基準に達していること。
(5)採用には中学校長の推薦書が必要
各委員からは、大会でベンチ入り可能な特待生は各学年4人まで、部員登録は各5人以下になるよう努める、制限なしの3案が出たが意見は1本化せず、堀田力座長は「5人以下が望ましいとガイドラインとして示し、3年間を試行期間として長所、短所を把握した上で再考する」と折衷案を提示、了承されました。
5人以下というのはレギュラーの半数程度を目安にしたものですが、根拠が乏しい気がしますし「努力目標」ということですから、果たして各校が遵守するかどうかも疑問です。
もう一つ、特待生を認めていない学生野球憲章13条との整合性です。堀田座長は「特待生の採用は教育基本法及び学校教育法に基づいて行われる教育上の措置であり、13条に違反しない」と説明しました。
日本高野連の脇村春夫会長は「結論は尊重する」とコメントし、この答申を受け入れる姿勢を示しています。最終結論は11月末の評議委員会で出ますが、まず答申を受け入れることになるでしょう。
今年度は既に募集が始まっており、実施は09年度からになります。「努力目標」に関しては「?」がつきますが、一つ評価すべきは特待生で入学し、ケガなどで野球部活動が出来なくなった生徒に学校生活を継続する措置を盛り込んだことでしょう。不可抗力は起こり得ること、彼らの将来を考えたら、いい答申です。
最後に付け加えるなら、もうそろそろ学生野球憲章も見直すべきでしょう。堀田座長は違反していないとしていますが、やはり矛盾は感じられます。幹部の方々には、ぜひ考えてもらいたいものです。
October 14, 2007 10:37 PM
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≪プロ野球ドラフト会議2007(高校生)・主な指名漏れ選手≫
■プロ志望届提出者
投手 :西村 優希 (遠軽高) 186cm 77kg... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2007年10月17日 13:45
コメント
11月17日の名無し様
>高野連が異常でなくて、高校スポーツ全体が異常だ・・・
とありますが、
高校野球は二つありまして、
1.甲子園出る所・・・出れる可能性の高い学校
と、もう一つ
2.一応形だけは甲子園を目指すが、99.9%不可能で、高校生活の部活動を頑張る学校
大半の全国の高校生は「2」でして、そのほかの部活動もそうでしょう。
もはや高校野球ではなくプロ野球化している甲子園の常連校達と(その連中はプロ予備軍であって、子供の頃から裏金まみれ)と、普通の部活動の連中がいっしょの土俵で戦うことにいまや何の意味をも持たなくなってきている現実を高野連は、放置しているのですよ。真に理想を掲げるのであれば100%裏金と留学生認めなければいいし、そんなこと出来るわけがない。
だって、NHKと新聞社とその他のマスコミが現状を100%変えることを望まない。今までが悪いことだったと認めたくない。
中途半端なことしか決められない。
今の高校野球が正常な形なのか、どうか?
悪いと思いながら小手先だけの改革でごまかしてる。
高野連のどこが立派なのよ?
日本全国、高校野球は(甲子園予選)全校応援なんていうところが殆どだと思うけれども、教育の一環だと、学校側は言ってますね。
教育カリキュラムにない野球というスポーツを神聖化して、何とか教育現場に持ち込み、そこをぎゅうぎゅうに縛り、神格化してるに過ぎないでしょ。
「甲子園興行の大元締め」であって、それ以外どんな権限があるのよ。
他の部活動に比べ、異常この上ない組織が、曖昧な、セミプロ高校に対しても、アマチュア普通高校に対してもどっちつかずのその場しのぎのルール、押し付けてるだけなのですよ。
投稿者 弧愁庵人 : 2007年11月22日 23:43
何にも分かっていないのは、あんただ!たかだかスポーツするのに、そんなに金をかけて、勉強もまともにしないで、なにが高校生だ!高野連がおかしいのでなく、他の高校スポーツのあり方自体が異常なんです。
そんなにスポーツしたいなら、学校なんて枠をでて、プロとしてやるべきだ。サッカーの下部組織のように、それぞれの競技団体の支援のもとでやるべきだ。
特待生を無制限にゆるして、まともに学業を修めなくても卒業できてしまう実態自体が、学問をますます軽視する風潮を助長するのです。
プロを目指してスポーツするなら、それなりのリスクを覚悟ですべきです。学校が宣伝のために、スポーツを利用すべきではない。
高野連が異常ではなく、高校スポーツ全体が異常になっていることに気づくべきでは?
投稿者 : 2007年11月17日 11:36
記者とて人間なので、間違えることはあります。
わざわざ休載なんてする必要ないですよ
誰がなんと言おうと、続けてください。
投稿者 T : 2007年10月15日 01:28
まぁプロ野球解説者がシーズン前に順位予想して殆どはずしてますし、どうこう言うつもりはありませんね・・・といいながら一言だけ・・・
「つまらないコメントで、しかもどう転ぶのか解からない勝負の直近におよそプロの書き手が書くべきことではなかったですね。」
さて、今回のブログ。
高野連という組織はどうも頓珍漢というか、自身の組織を把握してない様で恐れ入りますですね。
特待生を入れる高校なんていうのは、年間練習試合を何試合やっているのか?どれほどの遠征を繰り返しているのか?都心の学校などでは郊外の専属球場までの日常の交通費がどれだけかかっているのかすら解かってられない!
授業料は奨学金という手もあるが、野球に関わる出費がどれほど大きいのか理解してない様で
「バカ丸出しの、無責任集団」
と言わざるを得ない。
学業が一定のレベルをクリアしていること?
????なにを持って
「一定の学業レベル」を言うのか
基準はなんですか???
高野連のおじ様たちに是非見解をお聞きしたいところです。
マスコミの方々も、高野連に対してもっと厳しく批評して頂きたかったですね。
投稿者 弧愁庵人 : 2007年10月14日 23:59
