2007年08月22日
改めて、ダイナミック投法の凄さが…
故村山実氏の投手人生
22日は全国高校野球選手権大会の決勝戦でした。普通なら試合開始からテレビに見入るのが私のライフスタイルですが、この日だけは違っていました。日本TV系の読売TV、「おもいっきりテレビ」の1コーナー「きょうは何の日」を見ていたからです。
9年前の当日“二代目ミスタータイガース”村山実氏が直腸ガンで、この世をさられました(享年61)。わずか10分ほどの放映時間とはいえ、炎のエースとも呼ばれた大投手の特集で、哀悼の思いを込めて画面に見入っていました。
オールドファンならご存知でしょうが、私自身も14年間の現役時代は幼年期から大学生。テレビでダイナミックな投法から、素晴らしい速球と落差のあるフォークボールで打者をばったばったと三振を取る勇姿に憧れを抱いたものです。
1936年12月10日、兵庫県生まれ。住友工(現尼崎産校)から関大へ進み、69年、阪神に入団。いきなり18勝10敗、最優秀防御率のタイトルを獲得、沢村賞も受賞しました。
この1年目のビッグゲームといえば、そのコーナーでも放映されましたが、何と言っても「天覧試合」(後楽園)でしょう。昭和天皇がプロ野球を初めて観戦になられるとあって、日本中が沸き返りました。ゲームは白熱の戦い、同点の9回、小山正明を7回からリリーフしたルーキーは長嶋にサヨナラホーマーを浴びてしまいました。
故村山氏にとっては最大の屈辱。しかし、あの方のマウンド人生にとっては、その後の最大のエネルギーになったと、思っています。もともと、東京には、巨人、長嶋、王に負けてたまるか! という思いでタイガース入りを決意した熱血漢。なおのこと闘争心に火がついたと、生前に本人から聞いたことがあります。
そのすさまじい魂は多くの阪神ファン、アンチ巨人派に感銘を与えたのでしょう。まるでサムライが真剣勝負を挑むように、悲壮感を漂わせ、打倒巨人に立ち向かう姿に、多くのトラ党が熱狂したのです。
多くのタイトルを手にしました。MVP1回、最多勝2度、防御率1位3度。さらに沢村賞3度。実働14年で224勝という成績は現状のプロ野球では想像できない勲章です。ただ、その成績だけで、すごい投手だったというのは、故人に対して失礼だと、思っています。
かなりアピールになるようですが、9月の中旬以降、本紙の紙面「伝説」(関西、中四国、名古屋版)で故人のマウンド人生を中心にそのドラマを執筆させてもらう予定になっています。読売巨人軍終身名誉監督やソフトバンク・王監督らからも取材協力をいただきました。
拙文に終わるかもしれないですが、ぜひともご愛読をお願いしたいと念じています。
August 22, 2007 03:20 PM
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