2007年06月22日
勇躍する青年ライバルの初夏
マー君と佑ちゃん
いろんな思いを込めたんでしょう。マー君こと楽天・田中将大投手は甲子園の投手板に手を当てました。20日の阪神戦、先発マウンドに上った18歳のルーキーは投球前に手の平いっぱいに10カ月前のことを思い出していたかもしれません。
野球にはドラマ性が溢れているからこそ、多くのファンに支えられているのでしょう。あの昨夏の甲子園大会。早実と駒大苫小牧の決勝戦、延長15回引き分け、翌日も熱闘を展開、最後は早実に凱歌が上がったことは、多くの方の記憶に残っていることでしょう。
その後、早実のエース、佑ちゃんこと斎藤佑樹投手は早大へ進学。田中は高校生ドラフトで楽天に指名され、プロの道を選択しました。
マー君が1年目からローテーション入りできるか、活躍できるか、楽天ファンだけでなく、プロ野球ファンは注目していましたが、さすが野村監督の眼力は素晴らしく、即戦力として抜擢しました。
そして、交流戦というシステムが最高の舞台を用意しました。あの懐かしい甲子園のプレート。ただ、プロの世界は厳しいもの。ドラマは実現しませんでした。2回まで3失点で5回で降板。先に仙台で1点に抑えられた阪神にも意地があったのでしょう。
5勝目は逃がしたとはいえ、チームトップの勝利数、今やエースと呼んでもいい存在感。球宴のファン投票でもトップ。球界のパ・リーグの活性化にも貢献しています。
一方の佑ちゃん。大学野球、特に東京六大学の人気復活に多大な効果をもたらせています。彼のスゴさはただ人気があるのではなく実力があることを証明しているからです。
春季リーグの優勝には原動力の一人となり、6月の第56回全日本大学野球選手権では準決勝、決勝と先発し、ともに勝利投手。同大会の早大33年ぶりの優勝の主役を務め、MVPにも選ばれました。
余談ながら、決勝戦を急きょテレビ中継(NHK教育)することは前代未聞。関東ならいざしらず、関西のスポーツ紙が東六のヒーローを1面で報じることなど、私の仕事人生の記憶ではなかったことです(現阪神・岡田監督が阪神にドラフト1位指名されたケースとは異なります)。それほどの快挙であったと言えると思っています。
現状では、斎藤がやや一歩先んじている感がありますが、それはプロとアマの差があり、論じることではないでしょう。ただ、お互いが励みになっているのは間違いないでしょう。
青少年の暗いニュースが最近は増えてきている中で二人の“心の絆”はうらやましくもあり、何より嬉しいというのが実感です。別に野球でなくてもいいでしょう。他のスポーツでもいい、刺激になるライバルがいることは、一つの財産です。スポーツの素晴らしさを近頃は再認識しています。
June 22, 2007 11:05 AM
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.nikkansports.com/mt/mt-tb.cgi/11548
コメント
正直、高校野球ネタはまだ盛り上がらないのでは。
もう3週間したら盛り上がるやろーけど。
もう少しプロ野球の方にも目を向けて頂ければ
幸いですw
日本ハムを讃えるとか、交流戦の今後を考えるとか。
そういう方が盛り上がる気がします。
大阪日刊で出してはる割りに阪神ネタが少な過ぎるのが
ちょっとがっくしです。すいません・・・・
:
投稿者 エリモジョージ : 2007年06月26日 23:32
