浅岡真一 独断流

2007年05月17日

今年も名ドラマ、名対決が…

交流戦が開幕

 今年もセ・パの交流試合の時節がやってきました。ファンの方の中には賛否両論があり、各球団もいろんな思惑が入り乱れているようですが、3年前に導入されたこの制度は、球趣を盛り上げるという点で、球界の一歩前進だと考えています。

 何より楽しいのは、リーグを代表する一流選手の対決が見れることです。オープン戦と違って、チームの勝敗がかかっている真剣勝負。オールスター戦と違って選ばれた人だけではなく、球宴に漏れた逸材も参戦します。

 ダルビッシュ有がセの強打者相手にどんなピッチングを披露するのか、マーくんこと田中将大(楽天)の速球がどこまで通用するのか、さらにソフトバンクに復帰した小久保が巨人戦で、巨人に移った小笠原が日本ハム戦で活躍するのか。さらに付け加えれば、藤川の速球をパの各打者が打てるのか…ちょっと思い浮かべただけでも、見どころは尽きません。

 一方で、各チームの勝ち負け。過去2年間ではかなりのデコボコができました。特にセ・リーグは顕著で、ファンの方の記憶に残っているでしょうが、昨年は巨人が10の借金を背負い込み、4月の開幕ダッシュは帳消し。その後は失速するばかりでした。

 一昨年は中日が6つの負け越し。対して阪神は8つの貯金を残して、この差がその後も縮まらず、デッドヒートを繰り広げながらも最後は2年ぶりのリーグ優勝を果たしたのでした。

 今年は昨年までと違って試合数が36から24に減りました。約1カ月半にもわたる戦いは長過ぎるという現場の意見がセを中心にして出たため、存続を希望するほとんどのパ側も妥協せざるを得なかったようです。

 まあ、ある程度は仕方ないかな、と感じています。ただ、各ゲームが2試合を2度するというのは、より波乱度が増したのではないかと見ています。地方ゲームでは1カード2試合というスケジュールがありますがほとんどの監督に聞いたところ「やりにくい」と言っています。

 先勝された場合、次の試合は「勝たなければいけない」というプレッシャーがかかるものです。逆に相手は「負けても五分」と気持ちが楽になるのです。こういう精神面は野球でかなりのウエートを占めます。

 3連戦の場合は先勝されてもあと2試合ある、と思えるのですが、そういう切り替えは出来にくいというのが私のネット裏経験から得たものです。

 新鮮で興味ある投手対打者の対戦を期待するとともに、この24試合制がどんな結果をもたらすのか、ここにも注目したいと思っています。

May 17, 2007 12:00 PM

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