浅岡真一 独断流

2005年06月14日

急ぐべき、もう猶予はない!

構造改革

 遅々として……というのはこういう状況を指すのでしょう。プロ野球界の構造改革のことです。

 昨年の近鉄の合併騒動、選手会の日本初のストライキ、さらにアマ選手への裏金授受が発覚して、制度改革の機運がファンを巻き込んで起きました。その主なものは(1)ドラフト制度(2)FA制度(3)選手の年俸抑制(4)2リーグ制(5)交流戦などです。

 このうち交流戦はもう間もなく終了しますが、ファンにも好評で、試合数は検討されるとして来年も実施される方向に進んでいるようです。しかし、他の案件については、何ら具体案が示されていません。さる5月25日に行われたプロ野球実行委員会で話し合いが行われましたが、全く結論は出ず。今月20日に実行委員会が開かれますが、ここで何らかの方向性を出さなければ、もう時間切れになってしまうのではないか、と危惧しています。

 特に急ぐべきはドラフト制です。先だって朝日新聞社が12球団にアンケートを求めた特集を組んでいましたが、その記事でも12球団の思惑にはかなり隔たりがあるようです。もう秋のドラフト会議まで5か月しかありません。

 私は完全ウエーバー制にすべきだと考えています。昨秋の金銭授受が発覚したあと、週刊誌などで規定の契約金の上限(1億5千万=出来高含む)に加えたいわゆる“裏金”が横行していたと暴露されました。私もその種の噂は何度もききました。証拠がないのであえて噂と記しまたが「A選手は10億」「いや15億ぐらいかかったらしいよ」と多くの球界関係者から聞きました。

 こういうことがまかり通るようでは健全な共存共栄は成りたちません。(4)と絡んでくるのですが、赤字球団は金満球団に勝てることはありません。完全ウエーバーにして、チェック機関を設けることがベスト。よく「企業努力」という言葉を使うチームがあります。確かにファン獲得やサービスについては当てはまるかもしれませんが、それとドラフト制度は異次元でしょう。

 というのも、外国人獲得で資金豊富な球団が優位に立てるのですから、ルールを遵守しなければ、不公平が生じるのは当然です。もともと1965年に導入されたのは契約金抑制、戦力均衡が目的だったのですから、原点に戻るのが道理のはずです。

 これが実現すればFA制度の改革もできるでしょう。現在は取得年限が9年ですが、これを短縮することもいいと思います。もちろん、選手会との意思一致が必要ですが……。

 選手会と言えば、年俸抑制についてよく話し合っていかなければならないでしょう。大リーグでは球団年俸総額が基準額を超えた場合、課徴金が科せられる、通称“ぜいたく税”が03年から導入されました。この制度も参考にするべきでしょう。

 いずれにしても、まずドラフト制度の改革が最優先。20日の実行委員会を注目しています。

June 14, 2005 12:41 PM

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コメント

球界は公平原則を確立しなければスポーツの永遠の展望は開けません、今日の野球の衰退は一部球団の
専横による事は歴然です有名選手も球団の故に却って育ちません、球界の要人先輩達に申し上げます衰退危機にある今こそ
改革の好機です一日も早く取り掛かってください
明日の子供たちひいては大人のために。

投稿者 崎 敏男 : 2005年07月19日 09:02

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