浅岡真一 独断流

2005年02月15日

投手陣の層は厚いが…

阪神沖縄キャンプ

 沖縄へ6日から12日まで行って来ました。宮古島のオリックスは1日だけで、能書きを言うのは失礼にあたるので、数日間見た阪神タイガースのキャンプ印象記を書いてみたいと思います。

 まず投手陣ですが、総論として「層が厚いな」と感じました。宜野座キャンプには18人が参加していますが、半分がサウスポー。バランスが取れているし、陣容的に先発・中継ぎ・抑えとそろっています。恐らく量的には12球団でも有数でしょう。

 先発スタッフは井川、福原、安藤、下柳、杉山、それに新外国人のブラウン、ダーウィン、中村泰、さらにルーキーの能見も加わってくる可能性があります。

 能見については同行した本紙評論家・梨田氏(前近鉄監督)が「球種も豊富だし、ボールに角度がある。ただ、球質が軽いのが気になるが…」と評していましたが、楽しみな存在であることは確かです。

 13日の日本ハム戦で筒井和、金沢、前川の3人で15失点。本紙の即売速報版で大きく取り上げていましたが、私自身は全く気にしていません。一度の失敗で彼らに烙印を押す気はないが、他にいくらでも人材はいるからです。

 もう1つ付け加えれば高知の2軍キャンプには故障明けの太陽、三東、ベテランの佐久本もいます。前記2人は今季中盤あたりには復帰できるでしょう。

 手ゴマが多いということは、調子を見極めながら、入れ替えがどんどんできるということです。頭数に悩むオリックス仰木監督も実にうらやましがっていました。セットアッパー候補の藤川、ウィリアムス、抑えの久保田も順調で敵は故障だけじゃないかと感じました。

 一方、野手陣ですが、私の目には2人の選手が気がかりに映りました。赤星と鳥谷です。

 まず赤星ですが、足を上げて引っ張る打法を手中にしようとしていますが、フリー打撃はまずまずとしても、11日の日本ハム戦ではタイミングが合っていなかった。というより遅れていたという方が当たっているでしょう。打ちにいくとき、右肩が入り過ぎて始動が遅い印象を受けました。

 鳥谷は11日の素晴らしいホームランを目の辺りにしましたが、1打席ごとのバラつきが気になりました。なるほど昨年よりも始動は早くなっていますが、本紙評論家・真弓氏が指摘したようにまだ“バットの遠回り”は完全には解消していません。

 まだキャンプも中盤、終盤からオープン戦にかけて修正はしてくると期待していますが、レギュラーを約束されている選手だけに、つい厳しい見方をしてしまいます。

 なお、蛇足ながら沖縄では球団の首脳にこのコラムをPRし、見ていただきました。今回のキャンプ印象記、どう感じられたか、安芸へ行ってお伺いしようと思っています。

February 15, 2005 03:41 PM

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