2008年02月20日
センバツ出場校訪問記・沖縄尚学 その1
今にも雨が降りそうな空のなか、那覇空港に到着しました。強風のせいか、17度という気温よりもずっと寒く感じました。今年の沖縄は連日こんな天気ばかりだそうです。
やっとの思いで見つけた横断幕は、出発ロビーに大きく掲げられていた。市内へ向かうゆいレールの車内は観光客ばかり。地元の人は自家用車がメーンで、乗らない人は全く乗らないそうだ。沖縄の通学事情は自転車かバス、または家族の運転する車。通勤に合わせて子供を送迎するパターンも多く、朝6時台から学校に来る生徒もいる。
沖縄尚学高校は国場(こくば)という那覇市内でも交通量の多い場所にある。通勤ラッシュの時間帯は渋滞が激しく「歩いたほうが早い」という声も。周辺は小学校や大学などが密集しており、沖縄尚学の正門も沖縄大のすぐ隣りだ。県内有数の進学率を誇る中高一貫校。中学に軟式野球部はあるものの、高校では学業を優先させる生徒が多い。小高い丘の上にそびえる校舎は6階建て、全長約120メートル。エレベーター(教員と一部の生徒のみ利用できる)が必要不可欠なほどの大きさだ。99年センバツ優勝記念の石碑がグラウンドを見守るように昇降口に飾られている。野球部員のほとんどが普通科体育コースに所属し、平日は15時から練習できる。
グラウンドは校舎と一般道路を結ぶ坂道に広がる。今や全国を代表する強豪校だが、環境は決して良いとは言えない。左翼90メートル、右翼45メートルと狭く試合は不可能。住宅街のため大会直前以外は金属バット使用禁止。雨天練習場もなく、冬(3日に1日は雨だそう)や梅雨時は大変だ。さらに火曜と木曜は中等部が使用し、学校行事があれば駐車場になってしまう。公営球場を借りようにも、この時期はプロ・アマがキャンプで利用するため確保が難しい。さすがに学校側から専用グラウンド建設の声が出ているそうだ。
取材日は丸1日晴れた貴重な1日となった。朝8時半に集合して、車で30分ほどの新開球場(南城市)へ向かった。
February 20, 2008 11:45 PM
