2008年02月05日

ノート

センバツ出場校訪問記・安房(千葉)その2

 早川監督にキーマンになる選手を聞いてみました。すると渡辺涼平二塁手(2年)の名前を挙げてくれました。

【早川監督推薦】 渡辺諒平二塁手(2年)
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 渡辺君は全打席バスターの構えから打つ。昨年夏、「ボールと顔の距離が遠くなってしまう」と悩んだ末に考えたものだ。2番打者ながら、秋はチーム打率を超える3割1分3厘をマークした。「長打は頭にありません。後ろにつなぐことしか考えてないです」。一生懸命が口癖。小学生のとき、安房のキビキビとした練習を見てひかれた。「甲子園は夢だった。普段の練習から1球1球に集中して一生懸命やるだけです」。この日も遅くまで特守を受けた渡辺君。トレードマークのオレンジ色のシューズが茶色くなるまで頑張ってほしい。

 ◆推薦理由 「必殺仕事人と呼んでいます。渋くていぶし銀のような2番打者です。普通の構えを見たことがないですね。どうしたら打てるようになるか、自分の生きる道を見つけたんでしょう。そのままセーフティーをやってアウトになったこともあります(苦笑)。でも、フェンス直撃も打つし、周りの子が打たないときに打ってくれるんですよ。守ってもセカンドとして重要なポジションにいます。他の選手が目立つけど、渡辺も欠かせないです」(早川監督)

 フリーバッティング中、陸上部員がランニングを始めた。しかも、レーンにあたるネット裏や外野の中を平気で走っている。よく見ると、安全なところまで外野手が交代で並走していた。部員が多いときはバッティングを中止してバント練習に切り替える。この光景は早川監督が現役のときから変わってないという。どんな方法で陸上部員を守るのがいいか? 毎年改良を重ねている成果なのか、ボールが直撃したことは無いそうだ。もちろん陸上部以外の通行人も守ってくれる。

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 早川監督は打つごとに選手にアドバイスを送る。ある選手はランナー一塁の場面で右飛という結果だった。
「どこが悪かったかわかるか?」(監督)。
「最低限の仕事としてランナーを進めようと思って、右方向を狙いすぎました」(選手)。
「(中軸を打つ)おまえにそんな仕事は期待していない。センターでいいんだよ」(監督)。
「はい!」(選手)。
1人ずつ、しっかり会話をしているのが印象的だった。もう1つは、注意・アドバイスをする上で当該選手と全選手にむかって指導をしていることだ。そのせいか、早川監督の声は選手に負けないくらい大きくて響く。

 学校へ行ってみると、あいにく校舎は工事中だった。敷地内には歴史を感じさせる幹の太い木や松などが聳え立つ。一方でそれらに混じって温暖な館山を象徴するヤシの木の姿も。正面玄関の石碑には「文武両道」の文字が彫られていた。1年生は工事の影響で春から統合する安房南の校舎で授業を受けている。安房水産と館山の統合も決まっており、少子化は深刻だ。(つづく)

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February 5, 2008 10:47 PM


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