2008年01月22日
センバツ出場校をズバリ言うわよ!(4)
最後は21世紀枠と希望枠です。希望枠は出場校中、一番最後に発表されます。場合によっては2時間以上待つことも考えられます。今年が最後の希望枠を勝ち取るのはどこでしょうか?
<21世紀枠(3):安房、成章、富岡西>
今大会は3地区で1校、合計3校にチャンスがある。まず、武修館(北海道)、五所川原農林(青森)、安房(千葉)の東日本3校からだ。03年以降の選出校を振り返ると柏崎(新潟)以外はすべて都道府県優勝か準優勝のチームである。つまり21世紀枠とはいえ、全国レベルで戦えるチームであることが大前提。以上のことから該当するのは安房のみとなる。ちなみに安房が選ばれたら直接対決で勝った霞ヶ浦(茨城)も選出すべきだ。
中日本の候補は成章(愛知)、富山中部(富山)、畝傍(奈良)。ここは成章だ。思い入れがあるわけではないが「出させてあげたい」という思いのほうが強いかもしれない。いくら選び抜く大会であっても、3年連続で最終候補まで残り落とされる側の気持ちも考えたい。選手の心をもてあそぶのにも程がある。過去2回は地区大会に出場していないという理由で落選。今回は他の2校も出場していないため可能性は十分だ。秋の県大会では激戦ブロックに入り善戦(成章2-4愛工大名電、成章1-3中京大中京など)、これもプラス評価につながる。
西日本は華陵(山口)、富岡西(徳島)、長崎商(長崎)。華陵は県優勝、中国大会でも4強入りし実力は十分。しかし、歴史が浅く(1988年創部)部員も多いためインパクトには欠ける。富岡西は一般生徒だけでなく野球部員も半数以上が国公立大へ進学。ただ、所在地が小松島(徳島)から15キロ程度しか離れていない。長崎商は県大会優勝で九州最古の商業高校。マイナス要素は昭和62年夏に出場があること。どの学校も甲乙付け難い。しかし、安房と成章はどちらかというと地理的困難が推薦理由の学校だった。最後の西日本こそは文武両道ということで屈指の進学校と言われる富岡西を予想する。
<希望枠(1):高岡一>
補欠1位校ならびに各校のデータ(秋季大会の最終試合からさかのぼった4試合の失点、被塁打、与四死球、失策)がないと予想は難しい。これまでの一般枠予想を踏まえて、失点のみで絞っていくと以下の学校が浮き上がった。
盛岡大付(岩手・東北大会4強) 8失点/33回→2・18失点/9回
高岡一(富山・北信越大会4強) 8失点/35回→2・06失点/9回
華 陵(山口・中国大会4強) 10失点/37回→2・43失点/9回
沖学園(福岡・九州大会8強) 9失点/36回→2・25失点/9回
(※事前に情報を提供していただいた方によると沖学園は与四死球数19、失策2だそうです)
「失点」部門は高岡一がトップ。ドクターK・金平将至(2年)が注目を浴びている学校だ。県大会で11連続奪三振の快挙を達成するなど高い奪三振率を誇る左腕。丸子修学館(長野)戦は7回2四死球。3連投でこの数字だから四死球数は普段から少なそうだ。(おわり)
January 22, 2008 05:26 PM | コメント (6)
2008年01月20日
センバツ出場校をズバリ言うわよ(3)
一般枠ラストは中国、四国、九州地区。この3地区はすんなり選考が進みそうです。
<中国地区(3):下関商、八頭、興譲館>
優勝の下関商(山口)、サヨナラ負けで惜しくも準優勝の八頭(鳥取)は確定だ。両監督は「例年に比べて個性が強く明るい選手が多い」と似たようなことを話していた。物怖じしない性格も初戦で下馬評高い広島勢を破ったことに起因しているのかもしれない。戦い方は反対でディフェンス力では八頭が上回る。とは言え、冬は雪も積もりグラウンドで練習できるのも2日続かないという。春は初出場の八頭。徳永昌平監督(54)は「週末は土を求めて県外へ出たい」と対策を考えていた。
4強には興譲館(岡山)と華陵(山口)が残った。興譲館が下関商と延長戦を繰り広げ、地域性でも優位に立つ。このチームの全力疾走は必見だ。攻守交代、練習からすべてにおいて心がけており、三宅裕主将(2年)は「今では無意識のうちに体が動く。行動が早くなっていい」と堂々と話す。就任6年目の小谷彰吾監督(47)は最初で最後の甲子園で「ぜひ校歌を歌いたい」と意欲を見せた。
<四国地区(3):明徳義塾、小松島、今治西>
ここも中国地区と同じ按排だ。決勝進出した明徳義塾(高知)、小松島(徳島)と小松島に1-2で敗れた今治西(愛媛)の3校で決まりだ。明徳義塾・馬淵史郎監督(52)が甲子園に帰ってくる。しかし、新チーム結成時から「弱い。四国大会? そんなところ行けるわけないよ」と話していた。確かに8月に明徳義塾グラウンドで行われた練習試合では倉敷商(岡山)の前に完封負け。ボールが外野へ飛ぶ気配もなく“完敗”だった。それが、3カ月後には明治神宮大会4強まで勝ち上がったから驚いた。「バントしないチーム(常葉学園菊川)には負けたくなかったなあ」と馬淵節も飛び出したが課題もはっきり。「1点差だったけどコールドになってもおかしくなかった。外野の守備力、走塁のスタートの差が大きい。鍛え直してきます」。その言葉を信じたい。
<九州地区(4):明豊、沖縄尚学、城北、鹿児島工>
明豊(大分)、沖縄尚学(沖縄)、城北(熊本)、鹿児島工(鹿児島)が当確だ。4校とも異なる県であり、問題なく選出されそうだ。注目は沖縄尚学。同校のエースとして99年春に県勢初優勝を成し遂げた比嘉公也監督(26)が指揮を執る。決勝戦の相手・水戸商(茨城)も出場すれば面白い(余談だが同期の荷川取秀明さんも筑波大を経て03年に愛媛・松山聖陵の監督に就任している)。沖縄尚学の右腕エース・東浜巨(2年)は沖縄三羽ガラスと呼ばれる投手の1人。180センチの背から最速145キロのストレートを投げ込む。昨夏の準決勝、両足のけいれんにより途中降板し敗れた。秋、その時の相手・浦添商(沖縄)を無四球完封に抑え込んでみせた。「巨」(なお)という名前には体も心も大きな人になってほしいという願いが込められている。春までにもうひと回り成長した姿を見せてほしい。
※四国地区の部分に事実と異なる記述がございましたので修正させていただきました。
January 20, 2008 07:40 AM | コメント (8)
2008年01月18日
センバツ出場校をズバリ言うわよ(2)
2回目は難航が予想される東海・北信越地区。特に5、6枠目が考えどころでしょうか。一方の近畿地区は各県の1位校が順当に勝ち上がりました。常連校の顔が並び注目度も高そうです。
<東海・北信越地区(5+神宮枠):常葉学園菊川、中京大中京、市岐阜商、長野日大、丸子修学館、敦賀気比>
各地区大会で決勝進出した常葉学園菊川(静岡)、中京大中京(愛知)、長野日大(長野)、丸子修学館(長野)は確定。特に常葉学園菊川は大会2連覇の可能性も十分。明治神宮大会の時点での力は頭1つ以上抜けん出ていた。決勝戦は控えの捕手がマスクをかぶるなど選手層の厚さも見せていた。森下知幸監督(46)は「バッテリーは去年の方が上。でも、野手は今年の方が経験の分だけ上ずみされている」と分析。選手の対応が大人っぽく感じるのも王者の風格か。
東海大会決勝で一発に泣いた中京大中京もリベンジに燃えている。好投手ひしめく東海地区で左の強打者・井藤真吾(2年)は5割中盤の打率を残した。野手に専念して3カ月足らず。「自信はつきました。でも、まだ大したバッターじゃない」と貪欲な姿勢。ただ、2月いっぱい校舎工事のために打撃練習ができないのは痛い。
東海地区へ割り振られる神宮枠の選考は難しい。
【東海大会:準決勝】常葉学園菊川10-3常葉学園橘(静岡)、中京大中京8-0三重 ※いずれも7回コールド
【東海大会:準々決勝】常葉学園菊川5-2市岐阜商、中京大中京3-2宇治山田商(三重)、他2試合
敗退した4校のいずれかになりそうだが、選考で“地域性”を重視する傾向を考えると常葉学園橘は無くなる。宇治山田商は好投手がいるとは言え未勝利に終わった。三重と市岐阜商で悩んだとき、市岐阜商の延長14回を戦い抜いた翌日に優勝校と善戦した点を評価したい。
残り1枠はバランスを考慮して北信越地区へ。準決勝で長野日大に2-3で敗れた敦賀気比(福井)で決まり。日本海側の一般枠選出が八頭(鳥取)以外に見当たらないのも後押ししてくれそう。しかし、近年の東海勢の活躍を評価すべきというのが本音だ。
<近畿地区(6):東洋大姫路、平安、履正社、智弁和歌山、北大津、天理>
4強の東洋大姫路(兵庫)、平安(京都)、履正社(大阪)、智弁和歌山(和歌山)は問題ない。次に8強の学校から浮上するのは北大津(滋賀)。履正社と延長12回の互角の戦いを見せている。出場すれば3年連続で、これは滋賀県初の快挙だ。最後の1枠は得失点差や地域性を照らし合わせて優勝校・東洋大姫路に4-6の奈良大付か、智弁和歌山とハイレベルな戦いを見せた天理(奈良)の争い。県大会決勝の結果を見ると天理9-2奈良大付なので天理が優勢だ。
東洋大姫路の144キロ右腕・佐藤翔太(2年)は4番も打つ大黒柱。尊敬している人が中学時代の先輩で2年前の夏8強メンバー・林崎遼(東洋大1年)だ。現在もマメに連絡を取り合い悩みを聞いてもらっているという。林崎は「佐藤は“自分が何とかしなきゃ”という責任感の強いタイプ。勝って成長を見せてほしい」とエールを送る。
January 18, 2008 06:55 AM | コメント (19)
2008年01月11日
センバツ出場校をズバリ言うわよ(1)
みなさん、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。さて、今年の第一弾はセンバツ出場校についてです。25日に決定する晴れの代表校36校はどこでしょうか? 昨年に続きズバリ予想してみます。みなさんの予想もお待ちしています! 初回は北海道、東北、関東です。
<北海道地区(1):駒大岩見沢>
駒大岩見沢で間違いない。全道大会決勝は延長10回サヨナラ2ランで北照を下した。前回大会準優勝の無念を晴らすものだった。スタメンには夏の甲子園メンバー4人が残っている。板木勇幸(2年)、古川翔(2年)らの投手陣は大会4試合を無失点に抑えるなど攻守のバランスがいい。だが、明治神宮大会の東北(宮城)戦は空回り。2人合わせて被安打15、与四死球11、失点13の大乱調に終わった。劣勢でも投手陣が試合の流れを引き寄せられれば本物だ。
<東北地区(2):東北、聖光学院>
優勝校の東北は確実だ。エース左腕・萩野裕輔(2年)は神宮大会では風邪をひいて本調子ではなかった。それでも横浜(神奈川)戦では9回まで1点のリードを守る好投だった。試合後は「負けてしまったけど僕がこんなに通用するとは思わなかったので楽しかった」と笑顔。前夜は気合いを入れて早寝をしたら午前2時に起床してしまったという。負けん気の強そうな顔立ちからギャップを感じさせる発言にも注目だ。甲子園に向けて「内のストレートを磨きたい。145キロが目標です」と抱負を語っている。
2校目は聖光学院(福島)だろう。断定できない理由は決勝戦で3-11と大敗しているから。しかも、準決勝で盛岡大付(岩手)が東北に1-4と善戦したのも不気味だ。しかし、参考までに以下のデータを比較すると準決勝で優勝校に3点差以上で敗れた学校は選出されていないのがわかる。聖光学院の出場が決まれば3季連続。甲子園に初出場したのが7年前、あっという間に東北の常連校へと躍進している。
◆参考デ-タ 決勝戦で大差がついた過去の北信越大会
【02年】決勝:遊学館10-3福井商 準決勝:遊学館9-4長野工、福井商9-5氷見 準々決勝:遊学館2-1福井工大福井、他3試合
⇒遊学館と福井工大福井が出場
【05年】決勝:高岡商15-8日本文理 準決勝:高岡商5-2金沢桜丘、日本文理6-4福井商
⇒高岡商と日本文理が出場
【06年】決勝:日本文理9-2創造学園大付 準決勝:日本文理12-9星稜、創造学園大付4-1福井工大福井
⇒日本文理と創造学園大付が出場
<関東・東京(6+神宮枠):横浜、慶応、水戸商、聖望学園、関東一、千葉経大付、霞ケ浦>
関東大会4強の横浜、慶応(神奈川)、水戸商(茨城)、聖望学園(埼玉)は当確。準決勝の横浜11-2水戸商というスコアが気がかりだが、水戸商は埼玉と群馬の1位校を破っていることを考慮した。これに東京大会優勝の関東一を加える。さらに神宮枠は当然関東地区へ。地域バランス、千葉経大付3-5横浜のスコアで千葉経大付に決まり。
非常に難しいのが残り1校。候補は3校と読む。(1)水戸商に延長10回サヨナラ負けした花咲徳栄(埼玉)(2)聖望学園に0-4だった霞ケ浦(茨城)(3)東京大会準優勝の国士舘(東京)。どこが選出されても不思議ではないが、霞ケ浦か。茨城県大会決勝で水戸商に勝っており、結果だけを見れば力は花咲徳栄よりも上だ。聖望学園戦も完封こそ喫したが6安打を放つなど完敗ではなかった。
慶応は3年ぶりの出場が濃厚。部員数は80人を超え、福岡県を始め全国から部員が集まっている。冬場は練習着ではなくジャージで練習中。4番を打つ鈴木裕司(2年)は「夏の県大会は地区割りの関係で横浜と戦えない。センバツでもう1度戦って今度こそは勝ちたい」と闘志を燃やしている。
秋季大会の結果はこちらを参照してください。
http://highschool.nikkansports.com/autumn/2007/top-autumn.html
January 11, 2008 07:09 AM | コメント (21)
