2007年09月22日
埼玉栄の白崎に注目
昨年夏の埼玉県大会、埼玉栄の白崎浩之内野手はあまりの暑さに頭がくらくらしたという。生まれ育った北海道岩見沢から埼玉へやってきて、この秋から副主将に就任した。
「プロに入りたい。それなら内地のほうが見てもらえる機会が多いから」と埼玉栄への進学を決めた。練習を見学したときに木村文和(現西武)を見たのも強い刺激になっている。両親も自分の力を試すなら厳しい環境のほうがいい、と意志を尊重してくれた。岩見沢シニアではエースで3番の大黒柱。評判通りの野球センスですぐに「1番三塁」のレギュラーをつかんだ。大きな故障もなく、徐々に関東でも注目を浴びる選手になっている。2年時には先輩から遊撃のポジションを奪い、新チームからは3番に座っている。
だが、自分のアピールポイントを尋ねると答えに詰まった。「…。木村さんはチャンスで確実に打っていた。凡打を見たことがないくらいすごい選手なんです」。一緒にプレーできたのがたったの4カ月とはいえ、プロ入りした先輩の背中は大きかった。木村と自分を比べたら、とても現状に甘んじている場合ではないと痛感している。
さらに、今夏甲子園に出場した地元・駒大岩見沢(北海道)の存在も意識。エース・白崎勇気(3年)はいとこ。1番を打っていた青山佳朗(2年)はチームメートだった。出場を聞いたときは「駒大に行っておけば良かったかな…」と悔やんだのが正直なところ。
しかし、そう脳裏をかすめたのも一瞬だけ。甲子園は見ずに気温40度のグラウンドで汗を流した。それよりもっと強い後悔がある。1年夏の市立川越戦。自分のエラーがきっかけで木村の代の夏を終わらせてしまったことだ。あのときのプレーを今でもときどき思い出すという。
「自分の選んだ道が違っていなかったことを証明したい。そして、もうあんな悔しいことをしたくない」。
戸栗和秀監督(42)は「潜在能力はあるのに、それをまだ出し切れていない」と伸びしろに期待している。
18日の市立浦和との地区代表決定戦、5度あった守備機会も無難にこなし、4回には右中間へダメ押しの適時三塁打を放った。「打撃も守備も少しずつ(木村さんに)近づきたい」と白崎。今年好投手ひしめく埼玉で、快音とともに成長を刻もうとしている。
◆白崎浩之(しらさき・ひろゆき)1990年(平2)8月20日生まれ。北海道出身。小学1年のとき岩見沢第一アトムズで野球を始める。岩見沢シニアでは投手兼遊撃手。2年夏にジャイアンツカップに出場、3年春には全国大会16強入り。野球を始めるきっかけとなった兄貴博さん(22)を尊敬している。183センチ、73キロ。右投げ右打ち。
September 22, 2007 06:48 AM
コメント
埼玉栄といったら西武の大島が思い出されます。
駒大岩見沢も強豪高ですし苫小牧のここ数年の快進撃から北海道はかなり注目されていますから、岩見沢に居ても注目されたとはおもいますが…
なんにしても後悔のないようにがんばってほしいですね。
投稿者 ショウ : 2007年09月22日 14:43
ショウさん
道内からも多くの誘いがあったようです。
地元の活躍が自分へのプレッシャーにもなっていると思いますので
今後の白崎選手の努力・飛躍に期待したいです。
投稿者 矢島 : 2007年09月23日 00:07
北海道と言えば昨日まで『日本ハムvsソフトバンク』2連戦の取材でした。2連戦の結果はご存知でしょうが、昨日の試合は「死力を尽くす」という表現がピッタリの好試合でした。特にソフトバンクはクローザーの馬原を4イニング投げさせるなど普段はありえない起用もしました。
それにしても我が後輩ながら馬原の「タフネスぶり」には改めて驚きました。彼は高校時代は無名で大学(九州共立大)で一気に伸びました。入学してきた時からストレートの威力は1学年上の新垣(現ソフトバンク)より上でしたね。また体力もあったので「ひょっとしたら」の期待を抱かせてくれました。プロに入って最初は先発でしたが、2年目に2軍落ちして、当時抑えだった三瀬の不調もあり急遽抑えとなりました。でも私は「これで成功できる」と思っていました。馬原には球の威力と変化球のキレ、そして何よりも精神的に強いので良かったと思いました。それに彼は「完璧主義」のところがあり、先発ではその性格ではもたないと思っていました。でもクローザーなら最大限に力を発揮できると思っていました。現に大学選抜でも「抑え」でしたからね。
今年は3試合連続で抑えに失敗するなど、苦しいことも多かったでしょうが、ここを乗り越えたことでまた1つ成長したと思っています。
そして高校時代は無名でも、大学や社会人で成長して「プロ注目選手」が1人でも増えてくれれば嬉しいですね。
投稿者 LEON : 2007年09月25日 10:50
久しぶりに投稿させていただきます。
埼玉栄の白崎選手ですか、北海道から、埼玉ですか。
よく決心したと思います。やはり強い意志で県外に進む選手は活躍していますよね。
この選手、あまり知りませんでした。インプットしておきます。
埼玉ですか、ぜんぶをみていないので、はっきりはいえませんが、投手力では花咲徳栄でしょうか。
大久保匠投手、土屋投手がいますからね。
土屋投手は一度だけみたことがありますが、サイドから常時135キロ前後の球を放っており、とても勢いがありました。
マウンドの上での躍動感がありますね。この投手は。
では以上です。
投稿者 プライセス : 2007年09月25日 22:55
LEONさん
馬原投手のエピソードありがとうございます。
私も名前を大学に入ってから初めて聞きました。
プロ入り後、先発では安定して結果を出すことができませんでしたね。
「完璧主義」なところがあるのですか。
そこを見抜いてリリーフとしての道を見つけ出し
そして見事最優秀救援投手を受賞。プロの醍醐味ですよね。
この秋、母校・九州共立大が久しぶりに優勝しましたね。
新垣投手や馬原投手のようなピッチャーと出会えるのが楽しみです。
プライセスさん
白崎選手のような野球人生を歩む高校生はたくさんはいないと思われます。
このブログで以前紹介した八戸大・櫻田投手が同じようなパターンですね。
埼玉に来て良かったと思えるように残りの高校野球も頑張ってほしいです。
プライセスさんの予想通り花咲徳栄が優勝しましたね。
2枚看板はチームにとっても大きな強みですね。関東大会が楽しみです。
投稿者 矢島 : 2007年10月18日 15:47
