2007年05月28日
上山明新館の新戦力
東北地方屈指の好投手・中川秀(3年)を擁す上山明新館(山形)。“旗取り”を目標に掲げた今春、新たな戦力の台頭で昨秋につづき県2連覇を果たした。
「試合前半をつくってくれて、今日は岡崎の好投が大きいです」。26日、決勝進出を決めた山形中央戦の後、菅谷明浩監督は開口一番にこう話した。強力打線相手に背番号10をつける岡崎卓太(2年)が4回1失点。持ち味を発揮して流れを完全に引き寄せた。右スリークォーターからカーブ、フォーク、シンカーなど多彩な変化球を織り交ぜる技巧派右腕。12のアウトのうち飛球が8つと相手打者のバットを泳がせた。2回には2死球を許したが「コーナーを突いていての死球だったので気にしなかった。自分のリズムで投げられた」と動揺はなし。それもそのはず、満を持しての登板だったからだ。
実は、前の鶴岡工(山形)戦で先発予定も自身の不注意により見送られていた。「家を出たところでユニホームを忘れてしまったり慌てていた」。それだけではない。毎朝提出している野球ノートも書き終わった古いものを出してしまっていた。「どこか落ち着きがないんですよね…」(菅谷監督)と岡崎の先発を白紙にした。岡崎は「今日はこのときの悔しさも含んでの登板でした」とちょっぴり苦笑いを浮かべながら振り返っていた。
結果を残した岡崎を見て菅谷監督は「夏は相手のカラーによって中川か岡崎か使い分けることができるようになったと思います」と分析する。謙虚な岡崎は現在の自分の力を見て「今は後ろの先輩につなぐことしかできないけど」と前置き。そして力強く言い切った。「でも、夏までには完投できるようにしたい」。その顔に勝利の余韻はこれっぽっちもなかった。
◆岡崎卓太(おかざき・たくひろ)。1990年(平2)11月26日生まれ、山形県山形市出身。小学3年のときに南沼原野球スポーツ少年団で野球を始めて以来投手一筋。山形市立第十中学を経て、上山明新館に入学。1年夏からベンチ入りし、昨秋公式戦初登板を果たす。好きな選手は涌井秀章(西武)。174センチ、60キロ。右投げ右打ち。
May 28, 2007 08:35 AM | コメント (3)
2007年05月18日
岡山の金光学園に注目!
“金光”といえば、大阪府の金光大阪を思い浮かべる人が多いかもしれない。02年春に甲子園初出場し、昨夏の府大会でも準優勝した。実は、その姉妹校である金光学園(岡山)も着実に力をつけてきている。
昨春の県大会で初のシード権を獲得、2回戦敗退が続いていた夏は8強へ進出した。そのときからスタメンに名を連ねる選手の半分が金光学園中学軟式野球部出身だ。そして彼らは中学のときに県で2連覇しているメンバーでもある。当時の監督が現在の高等部監督である小林昭一監督。今の3年生と一緒に高等部の監督に就任した。
他の中学から強豪私学へ進学しようとしていたエースの小倉元平(3年)はそれを知って金光学園へ。「絶対強くなる」との予想は自身の活躍もあり確信に変わった。今春の県大会、準々決勝では秋王者の岡山理大付とぶつかった。130キロ台中盤のストレートと縦に大きく変化するカーブが冴え、県屈指の強力打線を8回4安打1失点に封じ込めた。
「コントロール良く投げられたのが勝因。力んで甘いところにいかないようにしたい」。
しかし、チームは準決勝で敗れた。静まり返るベンチ裏、そこは悔しいというよりも“何で勝てなかったのか?”という怒りにも似た雰囲気が漂っていた。「いい勉強になりました」とは小倉の言葉だ。
総合力、特にバッテリーを含めた堅い守りに他校は警戒を強めている。ある監督は「技術も高いが、小林監督と生徒たちとのチームワークも怖い」と話す。旧チームから上位の青柳匠(3年)、松浦大則(3年)ら金光学園中学出身者たち。6年分の思いをぶつける夏、その気持ちは生半可なものではないはずだ。
○・・・中高一貫教育により低迷していた高等部が復活を遂げることは喜ばしいことだ。一方で神村学園(鹿児島)、青森山田(青森)、海星(長崎)などの強豪校では中等部にシニアを作り、選手集めのアピール材料としている。学校も少子化の時代を生き抜くために必死なのはわかるが、野球界にも大きな格差を生んでしまいかねないことに警鐘を鳴らしたい。
May 18, 2007 07:44 AM | コメント (14)
2007年05月11日
特待生問題を語ろう!
今、大きな話題となっている高校野球の特待生問題。あややとハンカチおやじの間でも議論が白熱しました。皆さんはどんな意見をお持ちですか。どしどしコメントしてくださいね。
ハンカチおやじ 「野球特待生が問題になってるなあ」
あやや 「私は特待生制度には賛成です。野球ってお金がかかるスポーツじゃないですか。特待生制度がダメというのは、貧乏人は野球をするなってことになりますよね。高野連はひどいです」
ハンカチおやじ 「そうだなあ。ニッカンスポーツ・コムのアンケートでも8割以上が特待生を認めるべきという答えだった。でも8000人って多くない?」
あやや 「確かに高野連の会長さんも驚いていましたね」
ハンカチおやじ 「約400校で8000人ってことは、1チームに20人も特待生がいるってことだな。つまりベンチ入りメンバー全員が特待生ってことか。そりゃ、強くなるわ。甲子園に出て当たり前だよ」
あやや 「おやじィは特待生制度には反対なんですか」
ハンカチおやじ 「ィは余分じゃ。あややも5月で23歳になったんだから正しい日本語を使いなさい!前回も言ったけど“何事もほどほどにィ”が好きなんだな。8000人は多すぎる。これじゃ、特待生じゃないよ。特待生って言うからにはプロに行くくらいの実力がないとダメなんじゃないか。毎年、1000人も2000人もプロに入るのかって言いたいね」
あやや 「特待生制度には反対なんですね?」
ハンカチおやじ 「反対じゃないけど、数が多すぎる。それに奨学金制度というものもあるんだし、公立だってある。何も私立にいかなくったって、甲子園にも出れるし、プロ選手にもなれるんだよ」
あやや 「でも現実は厳しいですよ」
ハンカチおやじ 「だから、もっと公平な制度にすればいいんだよ。このまま特待生を認めていたら、高校野球もますます二極化するな。毎年、毎年、同じチームしか甲子園に出てこない。すでに一部の地域ではそんな現象が起こってきている。みんな私立。しかも留学生だらけ。ほとんどの公立球児がその陰で泣いてるんだよ」
あやや 「公立だって、選手を集めている学校はありますよ」
ハンカチおやじ 「しょうがないじゃん。私立が強すぎるんだから」
あやや 「じゃあ、どうすればいいんですか」
ハンカチおやじ 「行き過ぎた特待生制度は廃止するんだね。家庭の事情で学費が払えない生徒、運動能力、勉学ともに優秀で他の模範となれる生徒に限定するべきだな。そうすればいくらなんでも8000人もの特待生は生まれないでしょ」
あやや 「高野連もしっかりとした制度をつくってほしいですね。今回の措置は最悪です」
ハンカチおやじ 「そうだね。高野連も、学校を宣伝したい私立学校も、選手の親、野球指導者、プロ、それからマスコミも皆悪かった。だからみんなで一度高校野球を見直す良い機会にしたいね」
あやや 「でも、甲子園大会がなくなったら寂しいです」
ハンカチおやじ 「どうかな。ドームでやれとか、地方持ち回りでやった方がいいとか、NHKの全国中継はいらないとか、いろんな意見があるけど、やっぱり甲子園じゃなきゃダメだよ。あの球場に1度行けば分かるだろ。オレが死ぬまでは、今のままでいいよ」
あやや 「自分だけずるいぞ、おやじィ!」
ハンカチおやじ 「高野連のおやじィさんたち!頑張って改革してくれ!」
あやや 「おやじィさんたちはいいから、ユーザーの皆さん、意見してくださいネ。待ってます!」
May 11, 2007 05:40 PM | コメント (16)
