2006年06月07日
強いメッツ見に来て:千葉修宏
記者席で隣に座っていた某テレビ局関係者に言われたんです。「最近よく女性ファンを見掛けるんだよ。特に白人の」。確かにスタンドをのぞいてみると多いんですよ。お気に入り選手のレプリカ・ユニホームを着込んだ若い女性が。去年まではファンの大半がヒスパニック系のマッチョな男性で、ドスの利いた低い声で球団名を連呼していたような印象があったのですが。チームが強いと、普段は球場を訪れないようなファンまで、足を運ぶようになるんですかねぇ。
えっ、僕が今いる場所ですか? 僕は今年、主にヤンキース(松井秀喜選手)を担当するためにニューヨークに赴任になったのですが、ここはヤンキースタジアムじゃありません。ニューヨークのもう1つのチーム、メッツの本拠地シェイ・スタジアムに来ています。
そのテレビ局関係者いわく「もともとメッツはチームカラー(青とオレンジ)がかわいいし、女性には人気があったんだ。でもここまで客層が変わってくるとは驚きだよね」。メッツは現在、ブレーブス、フィリーズのライバル2チームに差をつけて、ナ・リーグ東地区首位を快走中。前回、世界一になった86年から、ちょうど20周年ということもあり、球場には連日、多くのファンが詰めかけるようになっています。
それにしても今年のメッツの試合は本当に面白いです。1番からレイエス、ロデューカ、ベルトラン、デルガド、ライト、フロイドと並ぶ打線は、現在、大リーグ一と言っても過言ではないでしょう。投手陣もペドロ・マルティネスを筆頭に、ベテラン左腕グラビンも絶好調。抑えには100マイル(約161キロ)左腕のワグナーが加わり、このラインアップで勝てなければ、今後何十年も優勝できないのでは、とまで言われています。
ここで女性ファンのために見どころを少々!? ニューヨークの若きプリンスの座をヤンキース・ジーターから奪いそうな勢いなのが三塁ライト。勝負強い打撃が売りの、トム・クルーズ似のイケメンで、必見の選手です。もう1人、遊撃レイエスは童顔にショート・ドレッドのヘアスタイルがお似合いで、先日は熱心なファンから「あなたがいないと生きていけないの~」と熱烈すぎるラブコールを受けていました。先輩フロイドから「ああいうファンを大切にしておけば、後で良いことがあるかもしれないぞ」とベンチの隅でサインボールを書かされ、スタンドに投げ込んでいた姿も見逃しませんでしたけど(笑い)。
ヤンキース松井選手がケガをしたことで、日本からニューヨークへの大リーグ観戦ツアーに、キャンセルが相次いでいると聞きます。でも、ちょっと待ってください。ニューヨークにはもう1人、日本人大リーガーがいるじゃないですか。今は打撃不調でスタメンを外されていますが、こういう時こそ、大声援でリトル松井を後押ししたいところ。大リーグファンの日本人の皆さん。今こそ、ニューヨークへ来て、メッツを、そして松井稼頭央選手を応援してみたらいかがでしょうか? 期待を裏切らない好ゲームが見られますよ!
June 7, 2006 09:25 AM
