2006年04月21日
「メガネ」から野球へ:小林千穂
先輩記者からすてきな野球観戦の情報を教えてもらい、今週末に神宮に行くことになった。最後に球場で野球を見たのが3年前。野球を見に行くぞと、久々に気合を入れた理由は「メガネデー」なる企画があるからなのです。
この企画、メガネをかけたヤクルト古田敦也兼任監督にあやかった企画なのだそう。メガネグッズのプレゼントとか、メガネコンテストとかあるらしい。常々、どんな人がタイプ? と聞かれたら、即座に「メガネを掛けた人」と答え、周囲に種をまいてきたことが、こんなすてきな情報になって返ってきました。スタンドがメガネっ子で埋まる風景はさぞ壮観だろうと、鼻血が出る勢いで想像してます。
この企画、この人なら喜びを分かち合えるだろうと思い付いたのは、その名も「メガネ男子」(アスペクト)という本を出した女性たち。帯に「私たちはメガネのキミが大好きです」とある通り、なぜメガネ男子が好きなのかを語り、メガネを掛けている芸能人、著名人を取り上げたりしている。本業はデザイナーで、企画した白畠かおりさんに「メガネデー」を話すと「行ってみたい」と即答。「メガネは文化系の印象で、スポーツとは対極のイメージですよね。その2つが合わさった企画ができるのはうれしいです」と話す。
白畠さん、野球への興味は「普通よりちょっと弱いかも」だそうで、これまで生でプロ野球を見たのは東京ドームで1回だけ。ひとしきり話をした後、最後に彼女はまた「行きたくなっちゃった。ホントに行こうかな」と、ほとんど独白に近い状態で話していた。やっぱり興味津々だ~と、うれしくなったのと同時に、こんなところからでも観客を球場に引っ張ってくることができる、観客を掘り起こすことはまだまだできると感心した。
今年はWBCの余韻、興奮が冷めないうちにシーズンが開幕したこともあって、テレビ視聴率も動員数も上向いているが、私が子供のころに比べると、やっぱりさみしいものがある。でも、この「メガネデー」のおかげで、少なくとも野球観戦から遠ざかっている2人が「野球を見に行きたい」と積極的に思っている。野球好きの知人は「動機が不純だな」と皮肉ってくれたが、いいじゃない。メガネデーにひかれて来た何百人? 何千人? のうち、生の野球の面白さに目覚める人が必ずいると思うんです。
ちなみに、周囲に「こんな『○○デー』があったら球場に行く」を挙げてもらいました。「二の腕デー」(Tシャツでムキムキもしくはプルプルを誇示)「マスクデー」(これは怪しい雰囲気になりそう)「耳の上にペンを載せた人デー」(ギャンブルスタイル。なぜか知的に見えると言った人がいた)。あまりにも不純になりすぎてきたので、この辺で…。
さあ週末は野球だ! メガネだ! 神宮だ! いつものコンタクトを外してメガネで行ってきます。スタンドばっかり見て、ファウルボールを後頭部でキャッチしないように気を付けます。
April 21, 2006 12:27 PM
