2005年12月09日
野球にもアイドル登場!?:高木一成
いよいよ今年もあと20日余りになった。競馬記者としては、まだ大一番の有馬記念(25日)が控えているのだが、地元の同級生など口実がないと滅多に集まらない人もいる。先週あたりから何度かプチ忘年会を消化し始めた。
「○○ってかわいいよね」。基本的には男同士の飲み会。昔から酒が進むと、誰かがこういう話題を始めたものだ。自分はそういうのは秘密主義なので黙って聞いているのだが、何年たっても話題のパターンが変わらないやつは変わらない。ただ、ちょっと違うのは、昔だったら○○はアイドルとか歌手に限られていたのが、最近は○○にスポーツ選手を当てはめる人が多くなってきたということだ。
トリノ五輪を目指すフィギュアスケートの安藤美姫とか、モーグルの上村愛子など、確かに世間から注目を集められるルックスをしている。同競技内で「いや、おれは○○派だ」という対抗馬も多い。専門外の雑誌でも女子選手の特集が組まれることがあるし、テレビのバラエティー番組で見かける頻度も増えている。単に美人というだけで取り上げられるのなら本人も本意じゃないし、純粋な競技ファンの批判もあるだろうが、実力もすごいだけに文句はつけられない。
ゴルフ、マラソン、バレーボール、スケートなど、女子の方が圧倒的に人気が高い競技は、ルックスだけでなく、世界トップに近いと思わせる逸材が多いからだろう。米女子ツアーの最終予選会をぶっちぎりで優勝した女子ゴルフの宮里藍が、いい例だ。見られることできれいになるのは女性の特徴だと思うが、もしかしたら注目されることでの伸びしろも、女子選手の方が多いのではないか。そう思わされるぐらい、今の女性アスリートの躍進はすごい。
そう思いながら注目しているのが女子野球の動向。先日行われた愛知大学野球連盟の総会で、中京女子大学(愛知県大府市)の加盟が認められた。学生野球史上初めて、女子だけのチームが男子リーグに挑戦することになる。また、尚美学園大学(埼玉県川越市)は、来春から女子硬式野球部を設立。各大学に大学スポーツとしての女子硬式野球の振興を呼び掛けていく。
同学園に総監督で迎えられた広瀬哲朗氏(44=現女子硬式野球日本代表監督、元日本ハムファイターズ)は、前部署の販売局にいたときにイベントでお会いした縁があり、今ではG1レースの前に時々話題を流している(と、いっても大して役には立ってないけど)。長年女子硬式野球を見てきた同氏によれば「男相手となると全日本もレベル的には、まだリトルリーグぐらい。硬式野球で争うのは正直大変だと思う。ただ、これを機に女子だけのリーグができるぐらい競技人口が増えていってくれれば」という。
10年も20年も前に女子ゴルフがこんなに人気になると思っていた人は少ないはず。最近のプロ野球界は元気がない印象だが、10年後には急激に発展しているかもしれない女子プロ野球リーグにファンを奪われてないだろうか。心配と楽しみは半々。野球に限らず男子スポーツの巻き返しを願いつつも、いろんな分野で女子アイドル選手が登場するのも、また楽しみでもある。
December 9, 2005 12:20 PM
